- HOME
- 当院でできる検査・治療
MRI・CT・レントゲン・脳波・一部の心理検査は本院の千葉病院に行っていただきます。
神経伝導検査
<神経伝導検査でわかること>
脱力やしびれなどの原因が、末梢神経のどの部位での障害によるものかを調べる検査です。
<検査方法>
神経を電気で刺激し、筋肉などの反応を記録して刺激の伝わりやすさを調べます。
電気で刺激する間のみピリピリしますが、このピリピリ感が後まで残ることはありません。
またこの刺激によって神経が痛むことはありません。
<検査時間>
検査項目・患者さまの状態によりますが、約30~60分です。
<ご協力いただくこと>
- 検査が始まるまで、手足を冷やさないようにお願いします。
- 検査時の服装について
(細見の袖のシャツ、スリムなジーンズ等、袖や裾を上げると手足を締め付けてしまうような服装はお避けください。)
脳神経内科千葉では、臨床検査技師の神経生理検査にも力を入れており、平成26年より千葉県内の臨床検査技師向けに、脳神経内科千葉を会場にして千葉大学神経内科医師を講師に迎え「千葉神経生理検査技術講習会」を年1回開催しております。
また、2017年からは神経伝導検査の技術講習会を開催しており2018年3月には7回目を開催しました。
重心動揺検査
めまい、ふらつき、平衡障害のある方に対する検査です。三角形の検査台の上立っていただき、開眼と閉眼で30秒間、その後やわらかいスポンジ(フォームラバー)の上にのって開眼、閉眼で30秒間の揺れ具合をみて、下肢からの感覚情報、視覚情報、前庭情報を総合的に判断します。所要時間は約10分間です。
自律神経検査
自律神経とは、心臓、全身の血管、胃腸など全ての臓器を調節している神経です。自律神経検査を行うことで自律神経に異常があるかどうかを調べることができます。脳神経内科津田沼で行っている代表的検査はヘッドアップ・ティルト検査です。これは、血圧の調節機能をみる検査で、失神、たちくらみ、立っていると体がだるくつらい(起立不耐症)などの症状のある方が検査の対象になります。
ちなみに「自律神経失調症」は、ストレス、不安、うつなどの精神的な問題により動悸、胃腸障害、めまい感、しびれ感、息苦しさ、過呼吸、ほてり、多汗、倦怠感、頭痛など自律神経が支配するさまざまな臓器の不調を示す症状がみられるものです。原因は心の問題で、心の影響を強く受ける自律神経が結果的に調子を崩しますが、自律神経自体に問題はありません。診療科は心療内科になります。
頸動脈エコー検査
超高齢化社会を迎えた現在、死因の3割をしめる脳血管疾患、冠動脈疾患などの動脈硬化性疾患が増加しており、早期に発見、予防、治療することが重要です。
頚部動脈エコー検査は、頸動脈の状態から全身の動脈硬化を視覚的、定量的にとらえうる低侵襲で簡便な方法で、その有用性が示されています。
この検査を強くお勧めするのは、脳血管疾患、冠動脈疾患、下肢閉塞性動脈硬化症の患者さん、さらに、動脈硬化の危険因子である糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満、過度の飲酒、長期の喫煙歴、歯槽膿漏などの生活習慣病をお持ちの方です。
頸動脈エコー検査は、針などを使わない体に負担のない検査です。当クリニック内で行います。左右の頸動脈に施行します。病変の有無やその程度によりますが、通常は15分-20分程度の検査時間です。
頸動脈に病変を疑われる例には、症候・無症候に関わらず、一度は頸動脈エコーを実施しておきたいものです。もし病変があれば、3-12ヵ月毎の継続した経過観察によって、日常の動脈硬化診療に活かすことが可能です。
イオントフォレーシス
手汗にお困りの方へ:イオントフォレーシスは手を水道水につけて微弱電流を流すことにより、汗腺に作用して汗を出にくくする治療法です。所要時間は約30分、週1~2回の治療をつづけることにより作用があらわれます。ピリピリとしますが強い痛みありません。費用は保険適用で1回880円です。